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短編小説 TiMe

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短編小説 TiMe
神様はある日、そばにいた天使に声をかけました。
「どうして人々はこんなに ”私は他の人よりもめぐまれない人生だった” というのだろうか。天使よ、ちょっと地上におりて、人々のTiMeがどのように使われているか調べてきてくれないか?」
TiMeというのは、神様が昔、すべての命を愛するために、等しくお与えになったものの一つです。
TiMeはそれ自体では、なんの価値も生み出しません。
それを使って、何を増やしたいか望んだときに
TiMeは形を変えて富へと生まれ変わります。
-----------------------------------------本文より引用

TiMeは毎日あらたに生まれては消えていきます。
そして24時間後、すべてがなくなってしまいます。
だから大切につかうことも重要ですが
…でもそれ以上に、TiMeを何に変えていくかのほうが大切です。

TiMeについて調べるために地上におりた天使は、様々な場所で様々なTiMeの使い方を目の当たりにします。
TiMeを他人をうらやむことに使う北の女性、孤独にTiMeを使いそれをたくさんの物へと変える東の若者、一分一秒を惜しんで働く西の男性、おたがいを愛するために使う南の夫婦。
彼らは様々な形でTiMeを使い、たしかに望んだ形のものを手に入れていました…。
けれど幸せではない人もいました。 …天使は彼らに話しかけます。

約8000文字の短編ストーリー
10分後、彼らのTiMeの使い方から、自分のTiMeの使い方について深く考えることができるかもしれません。

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